本稿も順調で、銀河英雄伝説【旧作OVA第3話】に入った。
2話は美しくも悲しい夕日が印象的だったが、今回の3話はヤンとトリューニヒトとの舌戦が際立つ。
時代は、帝国暦487年、宇宙暦796年のことである。
題名は、「第十三艦隊誕生」
というわけで、こんなツイートをした。
銀英伝トリューニヒトほどの人は仕事場にはいないが、偉くなりたいだけの人って、まだ現代にいるんですね。お疲れ様!そしてありがとう。但し、大化けして寄生虫にはならないでね。https://t.co/dQ3GYyQ0Bh
— 甘いものコントローラー (@sweet_ruler) May 10, 2022
さあ、意外と口喧嘩にも強いヤンの雄姿を見ていくことにしよう。
戦没者慰霊祭をサボるヤン
自由惑星同盟の首都星ハイネセンに帰還したヤンは、アスターテ会戦の戦没者慰霊祭への出席をサボって官舎で惰眠を貪っていた。
養子のユリアン・ミンツも呆れ顔だが、これはヤンなりの理由があった。
ヤンはこの式典で演説する国防委員長ヨブ・トリューニヒトを嫌っていたのだ。
安全な場所に身を置きながら主戦論を唱えて民衆を扇動するのが何より気に食わないヤンだった。
一人の女性と壇上のトリューニヒト
慰霊祭のテレビ中継を見ていたヤンは、一人の女性が壇上のトリューニヒトに歩み寄るのに気づいて顔色を変える。
その女性は、先の会戦で命を落としたラップの婚約者で、士官学校時代からの友人でもあるジェシカ・エドワーズだったのだ。
彼女は戦死を賛美する国防委員長を弾劾するが、警備兵によって式典会場から連れ去られる。
同盟を蝕む憂国騎士団
その帰路の途中、ジェシカは過激な国粋主義者集団の憂国騎士団に取り囲まれてしまった。
間一髪で駆けつけたヤンは、ジェシカを救い出すことができたが、今後再び彼女に危険が迫らないとも限らない。
虎穴に入るヤン
ヤンは一計を案じて、今回の事件の黒幕であるトリューニヒトに直接掛け合いジェシカの安全を保障させることに成功した。
そして旅立つジェシカを見送ったヤンに新たな辞令が降った。
それは新設される第13艦隊の司令官となって、難攻不落と謳われるイゼルローン要塞を攻略せよというものだった。
第3話の個人的見どころ
腐りきった自由惑星同盟の内実を見ることができるのが第3話の見どころだ。
銀河帝国は今後ラインハルトによって抜本的に改革されていくわけだが、同盟はこんな茶番が今後も延々と続きヤンの足を引っ張ることになる。
民主主義の末期症状
コイツなんやねん!ってくらいむかつく。
銀英伝では夕日が出てくるとヤバいフラグ
正直、私は職場では正論を言うタイプであり、上司からすれば扱いやすいタイプではないかもしれない。
しかし、任されればきっちり仕事はやる。
但し、言いたいことは言う。
ジェシカは、きっちり自分の痛みを社会に訴えているのに、何なんだこいつらは!という思いでいっぱいだ。
正にジェシカは、ゲットワイルドでハードボイルドな状態(It’s your pain or my pain or somebody’s pain)である。
そこを国粋主義者(憂国騎士団)もウジ虫(トリューニヒト)も少しは汲み取ってやれよ!という気持ちになる。
まぁ私的な興奮は押さえて、銀英伝では夕日が出てくるとヤバいフラグというのは知っておいて今後も損はない。
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