仕事で疲れているが、銀河英雄伝説【旧作OVA第4話】へと進む。
まだ先は長い。完結させていつかしみじみと本稿を読み返す日が楽しみだ。
自分でフラグ立ててどうする…(笑)
3話はトリューニヒトという悪魔の登場に沸いたが、今回の4話は回想シーンが実に感傷的でちょっと退屈だ。
時代は、帝国暦487年、宇宙暦796年のことである。
題名は、「帝国の残照」
というわけで、こんなツイートをした。
姉アンネローゼとの仲睦まじいこの時期は、不可抗力によって長く続かない。幸福な時期というのは、それを享受している瞬間は、中々それが幸福な時期であると気が付かないのが難点です。ラインハルトも後から振り返った時、この時期が最も満たされていたと気づくことになるのでしょう。
— 甘いものコントローラー (@sweet_ruler) May 10, 2022
退屈と書いたが、オーベルシュタインが登場するのでお楽しみに。
凱旋したラインハルト
アスターテ会戦で大勝利を収めて銀河帝国首都星オーディンに凱旋したラインハルトは、皇帝フリードリヒ4世より元帥杖を賜ることになった。
その式典の最中、別室で控えていたキルヒアイスは、パウル・フォン・オーベルシュタイン大佐から声をかけられる。
意味ありげな発言をするオーベルシュタインの真意をはかりかねたキルヒアイスは、彼を警戒する。
しかし、そのことにはラインハルトはあまり関心を示さなかった。
それよりも皇帝の寵愛している姉グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼと過ごす時間を得られたことがラインハルトにとってはこの上なく重要だったからだ。
昔を思い出すキルヒアイス
同行したキルヒアイスは彼女を目の前にして少年期の甘く、そして苦い記憶を思い起こしていた。
運命の出会い
10年前、隣の家に引っ越してきた貧乏貴族の息子ラインハルトの友人となったキルヒアイスは、同時に彼の美しい姉アンネローゼに憧れを抱く。
しばし楽しい日々が続いたが、ある日突然その幸せは打ち破られた。
突然の別れ
彼女の類まれな美貌が災いして後宮に納められることになったのである。
ラインハルトとキルヒアイスはできることは、連れ去られるアンネローゼの背中をただただ見送ることしかできなかった。
二人の抱いた野望
現在の帝国を牛耳る腐敗しきった貴族社会に抗うための力を手に入れるために。
皇帝の手からアンネローゼを取り戻し、全宇宙を手に入れる。
この日からラインハルトとキルヒアイスは大いなる野望の実現に向かって歩き出したのだった。
第4話のこのシーンがオススメ!
戦闘がないため退屈な4話だが、以下のシーンが個人的には重要だと感じる。
姉アンネローゼに会えて嬉しさ爆発のラインハルト。
姉アンネローゼも弟ラインハルトに会えることに喜びを感じている。
しかし、この二人の関係も今後大きな転換点を迎えることになる。
それ知ったうえでこのシーンを見ると感慨が深くなる。
こういう時期があったことは後から振り返らないと分からないものだ。
しかし、銀英伝を見ている私を含めたみなさんは、今現在の幸福な時期というものが必ずあるはずだから、その時期に自分が身を置いていることを噛みしめて今を生きた方が後々後悔が少ない。
退屈な第4話だが、本シーンを踏まえながらラインハルトとアンネローゼの関係性にも注目していただきたい。
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