銀河英雄伝説【旧作OVA】第2話!両雄の魅力たっぷりの回!

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銀河英雄伝説【旧作OVA第2話】を話していく。

1話に引き続き、アスターテ会戦におけるヤンとラインハルトとの戦闘の駆け引きが見どころだ。

時代は、帝国暦487年、宇宙暦796年のことである。

題名は、「アスターテ会戦」

というわけで、こんなツイートをした。

さあ、2話の幕開けだ。

指揮権の移譲

ヤンが乗り込む同盟軍第二艦隊旗艦パトロクロスが帝国軍の攻撃によって小破した。

その衝撃で司令官であるパエッタ中将は重傷を負ってしまう。

艦橋においてかろうじて無事な士官は、ヤンと彼の後輩ダスティ・アッテンボロー中佐のみになってしまった。

無事だったヤンとアッテンボロー

負傷したパエッタから指揮権を移譲されたヤンは、同盟軍全軍に向けて「心配するな!わが部隊は負けやしない」と激を飛ばすのであった。

攻勢を強める帝国軍

紡錘陣形で中央突破を図る帝国軍

一方、完全勝利を目前にしたラインハルトは、麾下の艦隊に紡錘陣形をとるよう命じ中央突破戦法によって一気に勝負を決めようと図る。

同盟軍の逆転

それをいち早く察知したヤンは、帝国軍の動きを逆手に取り、あたかも自軍が分断されたかのように見せかけて敵艦隊の左右を高速で逆推進するよう指示を出した。

同盟軍に背後を取られた帝国軍艦隊は、優勢から一転して圧倒的に不利な体勢に追い込まれてしまう。

ヤンの「よーし、敵のしっぽに火をつけてやる」というのがさりげなく好きなセリフだ。

そして、ポプランの「あれ、気づかないうちに俺たちの艦隊、勝っちまいそうだぜ」というセリフ、いつか部下に言われてみたいものである。

膠着する戦線

やむを得ず時計回りに前進するよう全軍に命じるラインハルトであったが、数時間にわたってお互いに互いの背後を取らんとする両軍の陣形はやがて巨大なリング状を形成していく。

ラインハルトの「何たる無様な陣形だ…これでは消耗戦ではないか!」というセリフ、明日の私の仕事でこのような事態にならないようにと願うのみだ。

というわけで、次第に消耗戦の様相を呈しており、今が潮時と悟ったラインハルトは、全艦隊に撤退を命じ、それに呼吸を合わせてヤンも味方を退却させる。

貴官の勇戦に敬意を表す

こうしてアスターテ会戦は終息した。

改めてヤンの実力を思い知らされたラインハルトは、「貴官の勇戦に敬意を表す。再戦の日まで壮健なれ。銀河帝国軍上級大将ラインハルト・フォン・ローエングラム」という電文を送る。

帝国領と同盟領の中間に位置する第三勢力フェザーン自治領主アドリアン・ルビンスキーは、この戦闘で頭角を現したヤンとラインハルトに注目するのだった。

第2話の個人的見どころ

第2話はヤンとラインハルトの初顔合わせ劇の終幕という様相が強い。

しかし、小さなエピソードも挟まれていて我々を楽しませてくれる。

エルラッハ少将の命令無視

命令無視で死亡するエルラッハ少将

反ラインハルト派の司令官エルラッハ少将が命令無視で死亡するシーンである。

このシーンはラインハルトの実力の分からない時代遅れの提督という位置づけがぴったりであるが、私としてはギャグ要素以外の何物でもない。

ラインハルト「愚かな…死ぬ気か?」→エルラッハ少将死亡

この展開は、何度見てもクスっと笑ってしまうが、こういう人って仕事場にいるよなぁ~とつくづく感じ入ってしまう。

ジェシカから軽蔑されるヤン

ジェシカから軽蔑されるヤン

一転してこちらは超シリアスシーンである。

ラップ少佐の恋人であり、ヤンの友人でもあるジェシカから軍人という職業の性(サガ)をこれでもかというほど手痛く突かれるヤンである。

ある意味、2話の最大のシーンといえるだろう。

私は記事を書くために本シーンをガン見していたが、この夕日の描き方が実に素晴らしいことに気づいた。

いつもは流し見してしまうシーンも記事を書くことで、銀英伝の良さ、深さを再発見した瞬間でもあった。

さきほど、「よーし、敵のしっぽに火をつけてやる」というヤンのおちゃらけたセリフを紹介したが、これだって両軍にどれだけの死傷者が出たことだろう。

そう考えると、軍人という職業の性(サガ)は想像を絶するものだと思う。

何れは、本作に登場する多くの英雄たちもその性(サガ)に違わず天命を受けることになるのだが、それは別の物語である。またの機会に話すことにしよう。

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